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批評とプロフィール

批評からの抜粋(批評家の原語で引用し、全文へのリンク付き)と、プログラムや告知にお使いいただける2種類のプロフィールを掲載しています。

エレクトラ

“the Elektra of Ingela Brimberg (making her UK debut) was magnificent … in an amazing characterisation of magnificent stamina.”

インゲラ・ブリムベリ(今回が英国デビュー)のエレクトラは見事だった … 見事なスタミナに支えられた驚くべき役作りであった。

Seen and Heard International, Gregor Tassie · 2026年8月『エレクトラ』、エディンバラ国際フェスティバル、2026年
“Brimberg tackled the formidable title role with poise, grit and stamina, capturing Elektra’s obsessive, consuming grief and rage with intensity.”

ブリムベリは手ごわいタイトルロールに、落ち着きと気骨とスタミナをもって挑み、エレクトラの執拗で身を焼き尽くすような悲嘆と怒りを強烈に描き出した。

Edinburgh Music Review, Simon Barrow · 2026年8月『エレクトラ』、エディンバラ国際フェスティバル、2026年
“Sie füllt lange Phrasen leuchtend und unangestrengt … Brimberg ist eine Meisterin der Zwischentöne und der musikalischen Expression psychischer Gefährdung.”

彼女は長いフレーズを輝かしく、無理なく満たしていく … ブリムベリはニュアンスの名手であり、心理的な危うさを音楽で表現する名手でもある。

Revierpassagen, Werner Häußner · 2026年4月『エレクトラ』、ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)、2026年

さまよえるオランダ人 · ゼンタ

“Ingela Brimberg need fear comparisons with no other Senta on record. She sings the part with power, heroism and also great vocal beauty.”

インゲラ・ブリムベリは、録音に残るどのゼンタと比べられても恐れることはない。力強さと英雄性、そして大いなる声の美しさをもってこの役を歌っている。

MusicWeb International, Simon Thompson · 2018年3月『さまよえるオランダ人』、テアトロ・レアル(マドリード、DVD)
“la soprano suédoise Ingela Brimberg … livre une performance lumineuse et intense en Senta.”

スウェーデンのソプラノ、インゲラ・ブリムベリ … は、輝かしく強烈なゼンタを聴かせる。

Classiquenews, Emmanuel Andrieu · 2025年5月『さまよえるオランダ人』、トゥールーズ・キャピトル劇場、2025年
“La voix, aux teintes assez sombres, est longue, puissante mais souple, capable de legato et de nuances”

やや暗い色合いの声は息が長く、力強くもしなやかで、レガートとニュアンスにも長けている

Première Loge, Stéphane Lelièvre · 2023年5月『さまよえるオランダ人』、シャンゼリゼ劇場(パリ)、2023年
“Swedish soprano Ingela Brimberg, with her clear ringing voice, was fully convincing as the young girl Senta, in love with a myth.”

スウェーデンのソプラノ、インゲラ・ブリムベリは、澄んだよく響く声で、神話に恋する少女ゼンタを説得力十分に演じた。

Bachtrack, Zenaida des Aubris · 2017年5月『さまよえるオランダ人』、ベルリン・ドイツ・オペラ、2017年
“Lo mejor de la velada estuvo en la Senta de la soprano sueca Ingela Brimberg … Demostró tener ya mimbres de excelente wagneriana”

この夜最も素晴らしかったのは、スウェーデンのソプラノ、インゲラ・ブリムベリのゼンタであった … 彼女はすでに優れたワーグナー歌手となる資質を備えていることを示した

Bachtrack, Juan José Freijo · 2016年12月『さまよえるオランダ人』、テアトロ・レアル(マドリード)、2016年
“Elle chante Senta pour la première fois … et elle s’empare du personnage avec une autorité confondante.”

彼女はゼンタを初めて歌う … そして驚くべき風格をもってこの役をつかみ取っている。

Classiquenews, Hélène Biard · 2014年1月『さまよえるオランダ人』、マルク・ミンコフスキ指揮による演奏会形式、2013年

ニーベルングの指環 · ブリュンヒルデ

“Ingela Brimberg … has the measure of Brünnhilde’s final top C as well as lending an unforced, lyric tenderness to her tricky awakening.”

インゲラ・ブリムベリ … はブリュンヒルデ最後のハイCを見事にものにし、難所である目覚めの場面にも、力みのない叙情的な優しさを添えている。

The Arts Desk, Peter Quantrill · 2021年3月『ジークフリート』、ヨーテボリ・オペラ、2020年
“Vocalement, la prestation impressionne : la résistance est étonnante … les contre-ut sont fièrement dardés”

声の面で、この公演は強い印象を残す。スタミナは驚異的で … ハイCは誇らかに放たれる

Première Loge, Stéphane Lelièvre · 2019年5月『ワルキューレ』、ボルドー国立歌劇場、2019年
“she delivered a stellar Brünnhilde with an especially impressive top register. “Heil, Sonne” was secure and refulgent”

彼女は見事なブリュンヒルデを聴かせ、とりわけ高音域が印象的であった。「ハイル、ゾンネ」は安定して輝かしかった

Bachtrack, Jonathan Sutherland · 2017年12月『ニーベルングの指環』、アン・デア・ウィーン劇場(ウィーン)、2017年

《ムツェンスク郡のマクベス夫人》 · カテリーナ・イズマイロヴァ

“Eine Sensation als Katerina ist Ingela Brimberg, die alle Töne ihrer Riesenpartie beißt, attackiert, metallisch flutet und in ihrer unüberbrückbaren Einsamkeit ans Herz rührt.”

インゲラ・ブリムベリのカテリーナはセンセーションだ。巨大な役のあらゆる音に食らいつき、攻め込み、金属的な響きで満たし、埋めようのない孤独によって心を打つ。

Concerti, Roland H. Dippel · 2024年5月『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、ライプツィヒ歌劇場、2024年

フィデリオ · レオノーレ

“… gestaltete auch die schwedische Sopranistin Ingela Brimberg ihre Rolle mit vielen einfühlsamen Momenten mit warmer manchmal rauer Stimme sicher und sensibel.”

… スウェーデンのソプラノ、インゲラ・ブリムベリは、温かく、時に粗さのある声で、多くの繊細な瞬間をもって、確かに、そして繊細に役を形づくった。

Bachtrack, Svenja Koch · 2022年11月『フィデリオ』、ベルリン・ドイツ・オペラ、2022年

トゥーランドット

“Brimberg’s ‘In questa reggia’ and much else besides was sung with suitably imperious effect.”

ブリムベリの「この宮殿の中で」をはじめ、多くの場面がふさわしく威厳に満ちた効果をもって歌われた。

Seen and Heard International, Jim Pritchard · 2022年7月『トゥーランドット』、ジュネーヴ大劇場、2022年

ピーター・グライムズ · エレン・オーフォード

“Ingela Brimberg in her first role at the Royal Opera was a sensationally good Ellen Orford, vocally glowing and heroic, scenically vulnerable and affecting.”

王立歌劇場での最初の役となったインゲラ・ブリムベリは、センセーショナルなまでに素晴らしいエレン・オーフォードであった。声は輝かしく英雄的で、舞台では傷つきやすく心を打った。

Seen and Heard International, Göran Forsling · 2013年5月『ピーター・グライムズ』、スウェーデン王立歌劇場、2013年

プロフィール

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プロフィール(短縮版)

インゲラ・ブリムベリはスウェーデンのドラマティック・ソプラノで、ワーグナーとシュトラウスのヒロイン役で高い評価を得ている。これまでにブリュンヒルデ、エレクトラ、ゼンタ、イゾルデを、モネ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、テアトロ・レアル、アン・デア・ウィーン劇場、ジュネーヴ大劇場、スウェーデン王立歌劇場などで歌っている。

プロフィール(全文)

インゲラ・ブリムベリはスウェーデンのドラマティック・ソプラノで、ワーグナーとシュトラウスのヒロイン役の解釈で高い評価を得ている。ストックホルム生まれ。ヨーテボリ大学音楽・演劇アカデミーで学び、メゾソプラノとしてキャリアをスタートした後、2003年にソプラノのレパートリーへ移行した。

国際的な飛躍のきっかけとなったのは、2011年、ブリュッセルのモネ劇場におけるマルク・ミンコフスキ指揮、マイアベーア『ユグノー教徒』のヴァランティーヌである。以来、モネ劇場、アン・デア・ウィーン劇場、テアトロ・レアルで『ニーベルングの指環』のブリュンヒルデを、ベルリン・ドイツ・オペラ、シャンゼリゼ劇場、ライプツィヒ歌劇場で『さまよえるオランダ人』のゼンタを、そしてジュネーヴ大劇場、スウェーデン王立歌劇場、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、エディンバラ国際フェスティバルでエレクトラを歌っている。

共演した指揮者には、アラン・アルティノグリュ、カリーナ・カネラキス、アラン・ギルバート、パブロ・エラス=カサド、マルク・ミンコフスキ、ドナルド・ラニクルズ、エサ=ペッカ・サロネンらがいる。録音には『さまよえるオランダ人』のCD(Naïve)とDVD(Naxos、Harmonia Mundi)、『エレクトラ』のDVD(C Major)がある。2012年にスヴェンスカ・ダーグブラーデット紙オペラ賞を受賞し、2026年には王室メダル「リッテリス・エト・アルティブス」を授与された。